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バレンシアガの広告が大炎上「子供を性の対象にしている」、有名人にも飛び火

 米タレントのキム・カーダシアンが仏高級ブランド『バレンシアガ』の広告を非難し、「関係を見直す」と表明した。バレンシアガは先月下旬、幼い子供達を起用した広告が論争を呼び謝罪したものの、波紋が拡大。キムをはじめ、同ブランドと縁の深い有名人にも飛び火している。

子を持つ母として、不快な画像に衝撃を受けた

Bangshowbiz20221129

キム・カーダシアン

 キムは11月27日、ツイッターを更新し、論争を呼んでいるバレンシアガの広告キャンペーンについて次のように綴った。 「ここ数日、私は静かにしていました。最近のバレンシアガのキャンペーンに嫌悪感や怒りを感じていなかったからではありません。どの様にしてこうしたことが起こったのか、彼らのチームと話をし、自分で理解する機会が欲しかったからです」 「4人の子を持つ母として、私自身も不快な画像に衝撃を受けました。子供達の安全には最大限の注意が払われるべきだし、いかなるものであれ、私達の社会において児童虐待を常態化するようなことがあってはならない。それがすべてです」 「私は、バレンシアガが広告を取り下げ、謝罪したことを評価しています。彼らと話しているとき、当事者として問題の深刻さを理解していると感じました。彼らが再発を防ぐために必要な対策を講じると信じています」  投稿の最後には、同ブランドとの仕事を継続するべきかどうか迷っていることも明かした。 「起きてはならなかったことに対する責任をしっかり受け止め、子供達を守るために必要な行動を起こすかどうか。それらを注視しながら、バレンシアガと私の今後について、いま関係を再検討しているところです」

「子供を性の対象にしている」

 バレンシアガは先月、来年のホリデーシーズンに向けたキャンペーン広告を開始。ところが、幼い子供たちがテディベアを抱えている写真を使用したことが大きな問題となった。というのも、そのテディベアが“ボンデージ”姿だったからだ。  子供たちをモデルとして起用し、“性的興奮を得るための拘束行為“や“SMプレイ“を連想させるボンデ―ジの衣装を着けたテディベアを持たせたことで、「子供を性の対象にしている」と大きな批判を招いたのだ。  これについてバレンシアガは、写真を取り下げたうえで声明を発表。「クマのバッグが子供達と共に登場するべきではなかった」と謝罪すると同時に「いかなるかたちの児童虐待」も強く非難するとしていた。  けれども、問題はこれだけではなかった。ネット上では、2023年春キャンペーンの広告に、児童の性的画像に関する判決文書が写り込んでいると指摘する声が上がった。そのビジュアルは、バレンシアガと独スポーツ用品大手『アディダス』のコラボ広告で使用されているもので、児童ポルノに関する米最高裁判所の判決文書などの上にハンドバッグが置かれていたとされている。  指摘を受けて、バレンシアガは再び謝罪し、これらの広告をめぐり関係者を提訴したことを明らかにした。
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「恥を知れ」ブランドの顔にも余波
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