初対面でお迎えを決意。徐々に慣れてくれたじゃこちゃん
初対面の日、じゃこちゃんは警戒した様子でした。しかし、飼い主さんがおやつをあげると、おいしそうにペロペロ。その姿を見た預かりさんは「もう、家の子になったように見えた」と嬉しい言葉をかけてくれ、じゃこちゃんは飼い主さん宅にやってくることになりました。
お迎え後、じゃこちゃんは用心しながら部屋を探検。飼い主さんは、これまで猫を迎えてきた時、自主的に慣れてもらうという方針をとってきたため、ケージに閉じ込めず、先住猫との関係に配慮しながら、じゃこちゃんが家に慣れてくれるのを見守りました。

「もちろん、絶対に目は離しません。猫は自分の意思を持っている動物なので、強制せず自主学習して慣れてもらうのが1番だと私は思っています。我が家では、牛皮の手袋を常備していて、いざという時は手袋して捕まえ、病院に連れて行っていました」
ほどなくして、じゃこちゃんは安心してご飯をパクパク。すぐ家に慣れてくれた姿を見て、飼い主さんは「この子はうちに来るべき子だったんだ」と実感しました。
「お姉ちゃん的存在である先住猫のことが大好きで、プロレスをするようにもなりました。理想と違うという理由で手放した元飼い主には憤りを感じますが、我が家にきてくれてよかったです」
一緒に暮らす時間が長くなるにつれ、じゃこちゃんは甘えん坊な姿を見せてくれるように。

最近では、外出時のお出迎えを習得。飼い主さんが出かける時は玄関マットでゴロンとしながらふみふみをして、おなかを見せ、お見送り。その姿がお菓子を作っているかのように見えるため、飼い主さんは「シェフパティシエ」と呼んでいます。
帰宅時は玄関に走ってきてくれ、目が合うと踵(きびす)を返し、「リビングはこっちよ!」と案内。

盗み食いがばれたじゃこちゃん
「じゃこは、興奮して走り回る時、キュキュキュと鳴きます。あと、パンケーキのような甘い匂いがする。嗅ぎたくて、顔を近づけると猫パンチされてしまいますが……。大人の女性になったなあと感じています」