恵さんは独立したばかりで仕事に専念したかったのと、何より年齢差が気になり断ったそうです。しかし、翌日にはK氏から電話がかかってきました。「特に用はないけど声が聴きたくなってかけちゃった」と言われ、5分ぐらい今日あったことなどを会話すると電話を切られました。
それからほぼ毎日電話がかかってくるようになりましたが、恵さんは嫌ではありませんでした。数カ月は、交際を断りながらも時々食事することはあった程度だったとか。
最終的には、K氏から押し切られる形で付き合うことになります。

付き合ってから「一緒に住もう」と言われ、
大阪郊外のベッドタウンにあるK氏のマンションで同棲することになりました。「親に紹介したい」とも言われましたが、結婚には踏み切れません。ただ、ビジネスの先輩として恵さんの心の支えではあったそうです。
ここまで読んで、読者の中には「お金目当て」と思っている方もいるかもしれませんが、そこは違うようです。
K氏は複数の事業をやっていますが、入ってくるお金以上に出ていくお金も多い人で、家にはよく督促状がきていたそう。K氏はIT、インバウンド、地域活性など様々な新規事業を立ち上げ、一時期は人を集めたり忙しくしているのですが、しばらくするとその事業の話を聞かなくなる……というのを繰り返していたとか。
恵さんによるとK氏は自分を大きく見せたくて「地域のイベントに政治家もこんなに来てくれた」などと発言することもあり、口が軽い男性。
前の奥さんの仕事など、言わなくていいようなことまで口にするタイプでした。そのため恵さんは彼のことを、隠し事はしない人だと思ってしまっていました。