彼からもらったプレゼント、開けて1秒で二股発覚「もはや情けないですよ」
プレゼントを開けて、やっぱり予感的中
「全く期待していなかったんですが、シンデレラ城の前でいきなりS先輩からクリスマスプレゼントを渡されたんです。驚きと嬉しさのあまり、少し泣きそうになりました。小さな包みに入ったリップのプレゼントでした」
その後もまるでカップルのように腕組みをしながら残りの時間を楽しんだ二人は、東京駅で解散し、美玲さんは地下鉄に乗って帰路につきました。
「私、待ちきれなくて帰りの地下鉄の中でプレゼントの箱を開けたんです。そこにはゴールドのパッケージがあり、リップには『M.TANAKA』という名入れが…それを見た瞬間全てがつながってしまいました」
S先輩からもらったリップは、ハイブランドのクリスマス限定名入れサービス仕様でした。実はそこにあった名前は、先日店で接客したS先輩と同じデザインのシャツを購入した女性が、メンバーズカード発行の際に記載した内容と一致していたそうです。不運にも美玲さんの予感は的中していました。
リップの写真をLINEで送信、先輩の反応は?
あまりのバカバカしさに、美玲さんは「ご心配なく。ちゃんとご本人にお渡ししておきます」と返信。その後にS先輩をブロックしました。
「いや、少しだけ脅かそうと思って。そんなの本人には渡しませんよ! 面倒だし。それよりもいい勉強になりました。浮かれちゃってましたよね、私…今頃彼女と大げんかしてるんじゃないかな。恋愛は石橋をたたきながらぼちぼちやります。二股されないように!」
―シリーズ「冬の恋愛、悲喜こもごも」―
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<文/浅川玲奈>浅川玲奈
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。
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