好きなものは、おやつのカニカマ。手に入れるため、積極的に鳴いておねだりします。用事があり、飼い主さんらがおやつを置いているキッチンや廊下に向かうと、期待。三つ指をついて、戻ってくるのを待っています。

おやつが貰えると聞いて…
「だから、つい、あげてしまう(笑)。おねだりの声が日に日にキュートになってきているので、きっと、どう鳴けばおやつをもらえる確率が上がるか分かっている。あざといです(笑)」
一方、タイニイちゃんは内向的で大人しく、人間嫌い。

「基本的にキャットタワーから離れず、触ろうとすると逃げます。施設で他の猫ちゃんから虐められていたようで、心を開くことを怖がっています。姉妹で、こんなに性格が違うか…と驚きました」
性格の違いは、ふとした瞬間にも痛感。例えば、動物番組を見ていると、バブルスちゃんは全く興味を示しませんが、タイニイちゃんはテレビに近寄り、映っている小動物に動きに合わせて目や首を動かし、猫パンチ。

飼い主さんらは、姉妹でも狩猟本能の強さが違うことを興味深く思いました。
ただ、タイニイちゃんと飼い主さんらの心の距離は着々と縮まっており、おやつの時には寄ってきてくれるように。寝静まった後に噛むおもちゃでこっそり遊ぶタイニイちゃんの姿も見られるようになり、飼い主さんたちは喜びを噛みしめています。
「ひとりが好きですが、本当は甘えん坊で暴れん坊。おやつの時には甘え上手なバブルスの後ろで、鳴き慣れていないような小声で「にゃあ」と、おねだりします。その謙虚な感じと困り眉のような模様、黒目がちなキュルンとしたまん丸お目目を見ていると、守りたくなるんです」
真逆な性格でも2匹は仲が良く、時には結託して飼い主さんらを笑わせることも。

ケルベロスごっこ中
「手足を隠し、スフィンクスのように並んでいた時には体の白さも相まって、まるでお寿司のシャリのように見えました」

シャリのものまね中
飼い主さんは、そんな2匹との生活を漫画でも記録。

「もともと、雑誌やウェブで漫画を描いているので、2匹のかわいさや面白かったエピソードを伝えるには漫画という手段が一番だなと。引き続きアップしていくので、ご期待いただければ幸いです」