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米人気歌手が「私は日本人」発言で炎上、“原宿ラバーズ”への批判をうけ

震災後に語っていた「日本の人々と文化への感謝と敬意」

 2020年には、米女優フローレンス・ピューが「コーンロウ」というヘアスタイルを真似したことを自身のSNSで謝罪している。コーンロウは、アフリカ系の人々によく見られる編み込みスタイル。フローレンスは、それを真似たことが「文化の盗用」だったと反省し、次のような謝罪文を発表した。 「黒人の女の子達がその髪型をするとからかわれたりするのに対し、白人の女の子達がするとクールと捉えられる。黒人文化が明らかに搾取されていることが分かりました。私達は事実に目をつむり、無知でした。それらは白人の特権だったと認識すべきです」  白人が多数派である米国において、少数派である黒人やアジア系の人々は差別的な扱いを受けることも多く、厳しい環境下に置かれている。「文化の盗用」がたびたび問題になる背景には、そうした社会的背景もあるようだ。そんな多民族国家の米とは違い、日本人が多数派である日本国内では、「文化の盗用」と言われてもピンとこないかもしれない。  ましてや、日本ではクール・ジャパンやKAWAii文化など、自国のカルチャーを世界に広めようという動きもある。実際、海外では和食やアニメの人気が高いと言われているが、それを否定的に捉える日本人はそう多くないはずだ。  グウェンは2011年の東日本大震災後、被災地に多額の寄付し、「私は長いあいだ、日本からインスピレーションを受けてきました。日本の人々と文化を心から愛し、感謝と敬意の念を持っています」と語っていた。日本文化に感謝と敬意を持つ彼女がなぜ批判を受けるのか…。違和感を抱く人は少なくないだろう。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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