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若い不倫相手にお金を持ち逃げされた40歳妻「夫のもとで今は幸せ」と語れる神経は?

「僕、結婚するからもう会えないです」

「メールで“ごめん、もう無理だから。それに僕、結婚するからもう会えないです”って、それだけ」  メールを見ながら、カリンさんは自分の目を疑った。 スマホを見て絶望する女性結婚するからもう会えないってどういうこと? 私という相手がいるのに、なにそれ? 誰と結婚するの?  カリンさんの頭の中はごちゃごちゃだった。ケンが自分の知らない女性と結婚することに不満を覚えた。 「自分勝手かもしれないけれど、ケンとはずっと楽しくいられそうな気がしていた」のだと言う。

突然のさよならメール、返ってこない20万円と不倫関係

 それに、自分のホームページ作成を依頼していて、すでに20万円を支払っている。今、目の前から消えられては困るのだ。せめて、サイトを作らないならお金を返してほしいと思った。 「どうして?」「ちゃんと説明してくれる?」そうメールをしても、なしのつぶて。電話をかけてもかけても、留守番電話……そして、ふと我にかえった。そうだ、私も既婚者だったんだと。夫がいた、いや“今もいるのだ”。(後編へ続く) <文/安藤房子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
安藤房子
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書に『愛されて結婚する77のルール』など。Instagram:@ando.fusako.loveブログ:恋愛心理研究所 安藤房子の「ココロとカラダのレシピ」  
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