そんな2匹との生活を通し、飼い主さんは猫が人の心を理解する動物であると感じました。例えば、妹と弟ができたと嬉しがり、猫たちにべったりするようになった末っ子ちゃんが「ひとりで2階上がるの怖いから、どっちかついてきてよ」と言うと、2匹のどちらかは仕方ないなというように後追い。

末っ子ちゃんとのツーショット
「残された方も寂しくなるのか、ついて行く。気がついたら、みんな末っ子のベッドで寝ていることもあります」
また、驚かされたのが、父親が倒れて入院し、寂しそうな母親を家に招いた時の出来事。
「父の調子が少し良くないと連絡があった日、もずくは母の横にもたれるように座り、ずっと離れなかったみたいです。何も言わなくても、心情も理解して寄り添っていたように感じ、猫ってすごいなと思いました」

2匹は家族みんなが心を込めて育てたからこそ、人の心が分かる優しい姉弟になってくれたのかもしれません。
「初めての猫ライフで一度に2匹の赤ちゃん猫を迎えるのは不安がありましたが、戯れる姿や寄り添って眠る姿を見ると、次女、でかしたぞ、一緒に迎えてよかったと思います。母猫がいなくなって不安だった時に、引き離さなくて本当によかった。きっとお互いが支えになっていたはずです」

このまま病気をせず、仲良しなおばあちゃんとおじいちゃんになってほしい。欲を言えば、モフモフしたいから、もずくが抱っこ好きになってくれますように……。
そんな願いを笑いながら口にする飼い主さんや、その家族に見守られながら、2匹は大人への階段を歩み続けていきます。
【画像をすべて見る】⇒
画像をタップすると次の画像が見られます
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291