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三浦瑠麗氏、東大時代のコンテスト受賞論文がヤバい理由。権力者への“おべんちゃら”ダラケ

権力者への嗅覚の鋭さ。気持ちよくさせるワードがあらゆる箇所に

 これ、“スカスカの感想文”とか“感傷的なポエム”なんて甘いもんじゃありません。むしろ文章の形状自体はそれらとは異なり無機質でありながらも、あらゆるメッセージに権力者を気持ちよくさせるワードやフレーズが散りばめられている。  そんな嗅覚の鋭さだけが、異様に野生なのです。いわば欲望を持ったChatGPT(注:人間からの質問に回答する対話式のAIチャットボット。)。  作家の適菜収氏は『日刊ゲンダイdigital』の連載コラム(2023年1月28日)でショーンKや佐村河内守と同類と論じていましたが、三浦瑠麗は彼らほど笑わせてくれません。もっと直接的でむき出しの存在なのではないかと感じるのです。  今回改めて論文を読み、筆者はいまの三浦瑠麗氏よりも学生時代の彼女に恐怖を抱きました。 <文/石黒隆之 イラスト/ズズズ@zzz_illust
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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