そうか、わたしは太っているんだなと自分の体型のだらしなさに気づき、ダイエットを始めました。負けん気が強い性格なので、半年で-7キロ痩せることに成功。
「これで完璧!」
そう思っていたのに、それでも彼氏はできませんでした。
あるとき、合コンで出会った男性に言われたのです。
「ゆきさんって不幸そうだよね。もっと笑ったらいいのに、なんで愛想のない顔をしているの?そのブス顔だと男は寄ってこないよ」
ブス顔と言われたのは衝撃でした。
長年自分はイケてると思い込んできたのに、その男性の言葉によって世の全ての男性から恋愛対象外通告を受けたような気持ちになり、すごくショックでした。
でも、その男性のキツイ言葉によって、わたしは気付けました。
「外見がどうかという問題よりも、わたしがモテないのはこの顔つきに大きな問題があるんだ。
痩せたら可愛くなれると盲信していたけど、どんなに痩せても不幸そうな雰囲気は変わらなかった。笑うことよりも、笑わない方がかっこいいと勘違いしていたし、そもそも悩みや不安があって心から笑えない。
心から笑えて、愛嬌のある女性になればいいのか。そしたら、男性に可愛いと思われて選ばれるんじゃないか。」
そこから、わたしは幸せそうなハッピー感のある女性になると決め、研究することにしました。
笑顔の練習、話し方、人の話を聞く姿勢、生活を規則正しくすることや毎日楽しいことをたくさんする、できるだけ楽しくないことはしないなど、できることはなんでもしました。
その中でとくに影響が大きかったことは、“楽しくないことはしない”ということでした。