お母さまについては、あなたはこれまで、やるだけのことはしてきたと思います。話し合いに応じてくれなければ、なにもできませんよね。

話し合いに応じないのはお母さまのほうなのですから、少し距離を置いたらどうですか。
あなたにはあなたの生活がある。お母さまが「お金がないから送って」というたびに送れないのは仕方ないですよね。今後も公的な機関と連絡をとりながら、話をすすめていきましょう。
認知症の恐れもあるということですから、本来でしたら、お母さまに病院で診察をしてもらい、なんらかの診断を受けたいところです。地域のヘルパーさんやデイケアサービスを受けるためにもそうしたいところですが、本人にその気がないなら、これはもう仕方がないです。本当に生活に困ったら、お母さまも病院に行くでしょうし、公的サービスを検討もするでしょう。
あなたは「できるだけ実家に帰ってあげたい」。そしておそらくお母さまも、本心では「帰ってきてほしい」はずなんですね。でも、たとえ親子でも、会話のテーブルについてくれない相手とは、なかなか話がすすまない。そのときに、
どこまでも「親子だから」と自分を犠牲にしてしまうと、あなたの人生が前に進まないです。
だから、お母さまが会話のテーブルについてくれるのを待ちながらも、あなたはあなたのしあわせを考えることです。