エアコン本体の価格は高く、電気代は大して下がらない

なぜなら、もう10年ほど前には、エアコンの省エネは相当進んでいて、同じメーカーの商品であれば、10年前と比べて買い換えても電気代はせいぜい800円(6畳タイプ)程度しか節約になりません。1か月ではないですよ、1年間で、です。
エアコンを冬と夏で合わせて8か月使うとすると1か月の違いはざっくり100円でしかありません。8畳タイプで900円ほどと言われています。
では、15年ほど前のエアコンならどうかというと、6畳タイプで年間3000円、8畳タイプで3500円ほどとなります。やはり大した違いではありません。
そして、重大な事実として、2020年からのリモートワーク、巣ごもり需要で全体的に家電製品の売れ行きは伸び、価格は上がっています。
エアコンも同様で、かつてあった爆安価格の商品がすっかり姿を消し、安くてもそこそこ価格のものしかなくなってしまったのです。つまり、エアコン本体の価格は高く、買い換えしても大して電気代は下がらない、という図式になってしまったのです。
洗浄業者にエアコンの掃除をシーズンごとに頼むのは?
エアコンは冷蔵庫と並んで電気代がかかる家電製品です。そのために、シーズンごとに洗浄業者にエアコンの掃除をしてもらう人もいます。
確かにプロの技術で洗ってもらえば、家にあるエアコンは高効率で機能するでしょう。ただ、その代金は決して安くありません。
ネットでちょっと調べてみると、7000~1万円くらいのところが多いです。家に数台あれば、2万、3万になります。これで、夏の電気代がそれ以上安くなれば経済的合理性はありますが、多くの場合はそこまで安くはならないのです。
もちろんカビや菌が気になるということもあるでしょうから、一概に否定はしませんが、それでなくても電気やガス代、食費まで爆上げしている多くの家庭にとって、洗浄代は節約したいものになってしまうでしょう。

私の場合、一度掃除をしてもらったことがありますが、大して電気代の節約には繋がらなかったので、それ以降はドラッグストアでエアコン洗浄スプレーを買ってきて自分で掃除しています。
スプレー1缶で1台のエアコンを掃除できるというものを、一度に2缶使って徹底的に掃除します。バーゲンで買ってくれば、2缶で1000円以下です。業者に頼むことと比べると相当安いです。そのついでに、エアコンフィルターなども掃除してしまいます。暖かくなった5月の週末ごろに毎年行う作業です。