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NHK『大奥』、冨永愛が本当にすごい!振られっぷりにしびれた

好評、『大奥』第1シーズンもあと2話でラスト

好評、『大奥』第1シーズンもあと2話でラスト

(C)NHK

 吉宗を柱に、第8話は、難題をクリアしようとチームで向かうポジティブなパワーを感じさせた。余談だが、水野が、赤面疱瘡を出していない猟師の村を見つけた際に、山奥に入って行く場面で、画面隅に道祖神が映っていた。縁結びや子孫繁栄の神として知られることの多い道祖神だが、もともとは、村や道の境、三叉路に“疫病”や悪霊など、災厄の進入を防ぐ守り神として置かれていた神である。こうした演出も実に細かい。そうこうして水野が見つけ出した猿の肝だが、簡単には赤面疱瘡撲滅へと向かわないようだ。  第9話では吉宗の長女・家重(三浦透子)が登場。吉宗の悩みの種となる。また第9話予告編では、8話のチャーミングさとはガラリと違う雰囲気の冨永・吉宗が、まっすぐにこちらを見据えて「滅びぬ道とやらは、どこにあるのだ」と訴える姿が。第1シーズンはあと2話である。 <文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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