
飲み会も終盤に近付き、恵美さんは信じられない場面に遭遇します。
「もうそろそろ会計をしようかとなった時に、金額を見て前原さんが“高い店だな”って言ったんです。店を選んだ私を明らかに見て言ったので、耳を疑いました。だってビールや焼酎が500円の安い居酒屋なのに。
しかも、ソフトドリンクを飲んだ私よりも一番お酒を飲んで、いっぱい食べた前原さんが多く出さずに、佐伯君がほとんど支払ったので、残りを前原さんと割り勘することに。ほとんど私と同額しか出していないのに、お釣りを渡して“感謝しろよ”と一言。ここまでひどいのは初めてでした」

恵美さんにとっては最悪の飲み会でしたが、前原さんにとってはそうではなかったようです。
「後日、SNSのアカウントを見つけられてフォロー申請が来たんです。絶対につながりたくないし、速攻ブロックしました」
恵美さんも、誰かを紹介してくれようとした佐伯さんの気持ちはありがたかったと言います。しかし、友人に紹介してもらうと、もしも気に入らなかった時に気まずいと感じたそう。
「男性から見てオラオラなタイプって、かっこいいって思われることもあるんだなって実感しました。中途半端に“誰か紹介して欲しい”というよりは、今度からは、“こういう人が良い”って言うようにしようと誓いました」
まだまだスタンダードな友達の紹介の出会い。マッチングアプリのように、お互いの趣味や嗜好がわかりづらいこともあるので、事前にどういう人なのかチェックする方が良さそうですね。
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<文/池守りぜね イラスト/パウロタスク>