そして迎えたデート当日、渋谷のスクランブルスクエアの前で待ち合わせた舞さん。

しかし、いくら探しても彼らしき人はいません。
舞さんが電話をかけると、少し小太りな男性が、電話を片手に手を振ってきたと言います。この時点で、どこからどう見てもMくんには見えなかったそうです。
「本当に出会った瞬間から帰りたかったです。
身長も180cmないどころか、170cmあるかも怪しいくらい。身長158cmに7cmヒールのパンプスを合わせていた私と目線が変わらなかったんですもん。
もちろんプロフィール写真のままの人が来るとは思っていませんでしたよ?盛れている写真を設定するのは当然だと思いますし。でも、限度があるというか……どの角度から撮ればあの写真が撮れるのか不思議なくらいでした」
本当にやりとりしていた人?“盛れ”写真の真相を聞くと…
どう見ても写真とは似ても似つかない彼。
舞さんは出会った瞬間から「帰りたい」と思ってしまったそうなのですが「容姿だけがすべてではない!」と気を取り直し、約束のカフェへ向かったのだといいます。
しかし、こちらが積極的に話しても話は弾まず。「休みの日って何してるの?」と質問を振っても、「プロフィールの写真オシャレだったよね」と褒めても、一問一答形式のように会話がすぐに終了しました。
その受け答えぶりは「マッチングアプリでやりとりしていた人とは、別人なのか?」と思うほど。口数が極端に少ない彼に驚いてしまったそう。
さらには、貧乏ゆすり、食べ方が汚い、声が小さくて聞き取りづらい、頼んだメニューが写真と違うと小声でブツブツ文句を言う……など、舞さんにとっては「なし!」の連続。
「ただでさえ印象が下がっていたこともあって、“頼んだメニューが写真と違う”と文句を言い出したときには“あなたもアプリの写真と違いますよ”って言ってやろうかと思いましたもん。
その後、あの写真は5年前の今より7キロ痩せていたときのものだと自分から唐突に言ってきたのですが、そうだったとしても本人だとは信じ難いほど、印象が違いすぎました」