Lifestyle

「嫌われやすい人の話し方」に共通する3つの特徴。特に気をつけたいのは“職場での一言”

新しい年度が始まる4月、入学や入社、転勤など大きな環境の変化を迎える人も多いでしょう。中には、新しい環境に不安を覚えている方もいると思いますが、「よい人間関係」を築くにはどうすればいいのでしょうか。 サムスンやLGグループなどでコミュニケーションのプロとして講演を行ってきたキム・ボムジュン氏は、人間関係を決定づけるのは「話し方」だと言います。 そんな著者の「よい話し方」についての法則をまとめた、韓国で15万部突破のベストセラーが待望の日本上陸!今回はその内容から、「嫌われやすい人の話し方の特徴3つ」をお届けします。 (※本記事は『「また会いたい」と思われる人は話し方が違う』より抜粋)

1.「ほかに答えようがない」話し方

会話

※写真はイメージです

「ほかに答えようがない」話し方は年寄りくさい。 ほかに答えようがない、「答えは決まってるんだから、君はそれを言えばいいだけだ」という話し方。 たとえば、「私、女優のキム・テヒ(訳注:美人で有名な韓国の国民的女優)の顔ってそんなに好きじゃないんだけど、今日キム・テヒに似てるって言われたの。あなたもそう思う?」という質問だ。 そう言われたら、「うん、たしかに似てるね」と言わざるを得なくなる。 うれしい気持ちを全力で隠しながら、「あなたも早く私に『キム・テヒに似てる』って言って」と返事を誘導するような「ほかに答えようがない」話し方の典型的な例だ。これでは一方的な会話で終わってしまう。 相手に圧力をかけ、相手の本音を聞こうとしないために、互いの関係を発展させることは難しくなる。では、職場ではどうだろう?

職場での横暴な上司の話し方も…

広告代理店で働く女性の話だ。パクさんのチームには、彼女以外にチーム長と課長と主任と、さらに新入社員が一人いる。 パクさんは毎月、チームで行なわれる食事会の場所を決めなければならず、それが大変だという。ある日の会議の終わり際、チーム長が彼女に食事会をセッティングするよう言ってきた。 「月に一度、みんなで食事会をしないか。最近、食事をしながらライブや芝居を見るのが流行っているらしい。われわれもやってみないか。みんな、いいよな?」 店選びに任命されたパクさんは、数日店を探しまわった結果、演劇やミュージカル、ジャズのライブを見ながら食事を楽しめそうな店を三つ提案し、チーム長に相談した。するとチーム長は首をかしげて、こう答えた。 「今は社内の雰囲気的に演劇やミュージカルって感じでもないし……うーん、値段もちょっと高いね。有名な作品じゃないからあまり面白そうでもないし。ジャズ? 私はジャズはさっぱりわからないな」 そして、結局こう言ったのだ。 「まあ、難しいね。どこか近場でサムギョプサルでも食べながら焼酎飲もうか? やっぱり思いっきりお酒飲めたほうが楽しいよな。二次会はカラオケに行って、ストレスを発散しよう!」
次のページ 
2つ目は職場でよくありそうな話し方
1
2
3
4
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ