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上京直後に出会った「佐藤健風イケメン」と大恋愛も…彼のウソを確信した瞬間

ふとした言葉で、冷静に

竜星さんとの夢のような夜以降も「昨日は楽しかった」「また会いたい」と変わらぬ熱烈なアプローチのLINEが。 さらに「家に行っていい?」「お泊まりしたい」とまで言われたそうです。 しかし、その“一夜を共にしたい”という意味の言葉に「いくらなんでも展開が早すぎない?」とふと冷静になってしまったという梓さん。 今までの熱烈なアプローチと展開の速さにも不信感を抱き、上京経験のある友人に話してみると衝撃の答えが返ってきました。 「友人から『ホストなんじゃない?』と言われたんです。たしかにマッチングアプリで営業するホストの話は、テレビやニュースサイトで見聞きしたことがあったのですが、本当にあるのかと驚きました。 でも、100%“そうではない”とは言い切れないですよね。連絡がマメなのも、ハイブランドのお洋服を着ているのも、女性の扱いが慣れているのも、ホストだからと言われたら納得が行きますもん」 そこで竜星さんの身長や趣味など、わかる限りの情報を頼りに調べてみたところ、竜星さんの働いている店を発見。 スマートフォン・悩む女性そのことを竜星さんに伝えると「職業に偏見があるの?」「行ったことがないからそんなことが言えるんだよ」「僕がお金を出すから、今日店に来て、自分の目で確かめてよ」と矢継ぎ早に連絡が届いたそうです。 「ホストという職業なだけで、私のことを好きなのは本当なのかな…という可能性も考えたのですが、LINEの連投で完全に夢から覚めました。いくら彼のお金だからと言われてお店に行っても、信じられないですし。上京したばかりでお金もなかったので、そっとブロックして、この恋は終わらせたんです」

ホストのある行動で、営業だったと確信。その理由は…

そこから5年たったある日、ドラマや漫画の影響で、ホストクラブに興味を持ったという友人から「人生経験として1回行ってみようよ!」と誘われ、初めてのホストクラブに。 シャンパンタワードラマで見たような世界観に驚いていると、お店のパネルに既視感のある男性の写真がありました。 しかし、この時も「どこかで見たことあるんだけど、友達に似てるからかな…」と思う程度。 その男性が席に挨拶に来てくれたのですが「なんだろう、このモヤモヤは」と疑問に思うものの、その理由はわからなかったそうです。 しかし、彼が席を立つとき、すべての記憶がフラッシュバックしました。 「“LINE聞いてもいい?”と言われ、まあ後からブロックすればいいかと、QRコード画面を出したんです。すると、画面に“ブロック解除”の文字が表示されて。そこで“5年前のホストだ!”と気付きました。 しかも、私のLINEの名前に当時の情報が入れられていたんですよ。“梓 明大前 新卒の22歳”って。名前、住んでる場所、年齢を登録するなんて、女の子を管理しているホストのやることじゃないですか。5年越しに“やっぱりあの時は営業だったんだ”と分かってスッキリしました」 ちなみに、どうやら竜星さんも気づいたようで、逃げるようにいなくなったのだそう。 「ブロックして正解でしたね」と梓さんは笑顔で話してくれました。 このときの経験から「普段出会えないようなイケメンに出会えるのは魅力ですが、一度冷静になって判断することがやっぱり大切ですね」ということを学んだと梓さん。 もちろん純粋に出会いを求める人がほとんどですが、中には“営業目的”のパターンもあるということを頭の片隅に入れておくことが良さそうですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/瑞姫>
瑞姫
1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。 Twitter:@mizuki32k
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