
「どうも、“自分は情報ツウ”ということを自分のアイデンティティにしている雰囲気でした。『
わたし、知り合い多いんで!』とことあるごとにドヤ顔でアピールしていました。その後も何度か会いましたが、お金持ちの家庭や、優秀な子のママと仲良しだとアピールばかり。その人自身の体験や感想が聞きたいのに、自分の意見があまりなくて『この学校は〇〇らしいわよ』と情報源がわからない噂話ばかりなので疲れてしまうので、あまり会わなくなりました」
そのうち、加藤さんの娘が塾で仲良しの友達ができて、機会があれば娘のお友達のママにご挨拶したいなと思うことがありました。“自称情報ツウ”のKさんなら知っているかとその子のことを聞いてみることにしました。
「その子のことを聞くと、Kさんはいきなり『
あの方のおうちは開業医なのよ! 連絡とりたいなら調べて教えてあげるわよ! 知り合い多いから!!』と食い気味に返信が来ました。その子自身よりも“開業医”にポイントが置かれているようで、なんとなく嫌な予感がしたので、機会があれば連絡先は直接聞きますと言っておきました」
その後、娘の仲良しのお友達のママとは模試で顔を合わせる機会があり、無事挨拶。そのママとは子育ての価値観も合い、お茶やランチに行く仲に。