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「今は学校に行ってほしいと思わない」不登校の息子に向き合う日々を描いた作者の“後悔”<漫画>

子どもが不登校になると、働きに出られない?

『学校に行かない君が教えてくれたこと 親子で不登校の鎧を脱ぐまで』(はちみつコミックエッセイ)

『学校に行かない君が教えてくれたこと 親子で不登校の鎧を脱ぐまで』(はちみつコミックエッセイ)

――子どもが学校に行かず家にいると、低学年の場合は親も一緒に家にいてあげなくてはならないので仕事ができなかったり、家事などもままならないことが大変だと思います。 :今の時代、「学校はすばらしい場所だから絶対に行くべきだ」という親御さんはそこまで多くない印象を受けます。でも実際に子どもがずっと家にいるとお母さんは家事や仕事ができないし、自分の時間が取れない。それがつらいから「学校に行ってほしい」という親御さんが多いと思います。 ――現実的に子どもが家にいると仕事に行けないし、働けないと経済的に困る家庭もあると思うのですが、どう折り合いをつければいいと考えていますか? :SNSなどでも1番というくらい多い質問です。「今さんはフリーランスで在宅ワークだから家で子どもを見られるけど、うちは無理です」と言われることもあります。「子どもが学校へ行かなかったら親は仕事を辞めるしかない」と思っている人が多いのですが、そこは子どもの状況を見て「親がどうしたいのか」で選択していいと思います。働き続けることが物理的に難しい場合は、腹をくくるしかないと思います。そこは各家庭で葛藤しながら決めています。 子どもを心配しながら、それでもご飯を食べていくためであったり、自分の精神衛生を守るために働く選択をする人もいると思うので、それを責めることのない社会になってほしいです。 【4本目を読む】⇒息子の不登校に悩んだ母親が「学校、頑張るのやめよう」とやっと思えた理由<漫画> 【1本目を読む】⇒小1息子が「学校行かない」宣言。“テンパる母”の心情を描いた作者を取材<漫画> 【2本目を読む】⇒「学校に行きたくない」は命に関わるSOS。不登校の息子との奮闘を描いた作者に聞く<漫画> <取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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