――飯田さんから見て、メイクがうまくいかない40代以上の方がしがちな間違いを教えてください。

ピンクの「ビューティーブレンダー」は、濡らして固く絞って使うと、ファンデーションがキレイに密着する飯田さんおすすめアイテム。
飯田「これは本当にたくさん見かけますが、まずメイク道具が汚れてるレディが多いです。汚れたままのスポンジや、
毛先が汚れたままのブラシ、ファンデーションブラシも洗ってなくて思わず生まれたてのひなどりのようにペタッとしてたりね(笑) 同時にブラシの軸も拭きましょう。メイクが上手い人はメイク道具もキレイです」
――メイク道具はどんなものを選べばいいですか?
飯田「使っていて肌が『
気持ちいい』と感じるものを使ってください。唇など皮膚の柔らかい部分にブラシを当ててみて『痛い』と感じるものは、肌にあっていないと思います。白鳳堂のブラシなど、こしがあって肌が気持ち良いと感じるブラシはやはりそこそこのお値段がしますが、いいアイテムさえ使えばすぐにメイクのコツをつかめるようになります」

ヘアメイクを行う飯田さん
――大人こそちゃんとしたメイク道具を使う必要があるということですね。
飯田「はい。あとは暗い部屋でメイクをしている方も多いです。
蛍光灯の光ではなくて、窓があって自然光が入る明るい部屋でメイクをしてください。洗面所などの薄暗い場所ではきれいにメイクができません。鏡を顔の真下に置いて下を見てメイクしたり、うつむき加減でメイクをする方も多いのですがこれもNGです。
お手持ちの箱や缶などを鏡の下に置くなどして、真っ直ぐ前をむいた姿勢でメイクができるようにしてください。顔を下げた状態でメイクをすると顔に影ができるので適切な位置にハイライトや影をつけることができません。しわのみぞも深くなるのでアイラインやアイシャドウもうまく描けないですよ。まっすぐ前を向いた状態でメイクができるように鏡の高さ・位置を調整してください」