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コロナ明け、老いた父親を激怒させた「49歳娘の言葉」。久々に会った親子の“悲しいすれ違い”

もっと違ったアプローチがあったかもしれない

家族間の温度差も難しい問題です。いつか話し合わないといけない問題でも、「今すぐに話し合いたい」人と、「なんとなくいつかそんな話は必要なんだろうな……」と構えている人では、熱量が違いすぎます。 「そうです。いきなり突きつけられる方はびっくりするし、プライドもあるし、拒否感もありますよね。突然突きつけちゃダメなんだなあって痛感しました」 「今思うと、もっと違ったアプローチがあったかもしれない」と片倉さん。「突然『老後どうするのよ! 体弱ってるじゃん、やばいじゃん』という感じではなくて、自分の話からしてもよかったかなって。 たとえば、『私の老後のこともちょっと考えてこんな保険入ってみたんだけど』って資料を見せて、『ちなみにお母さんたちは、どんな老後プランを考えているの?』とか聞いてみたり。自分の相談という形で、でも実は親の老後を一緒に考える“きっかけ”にできますよね」 いずれほとんどの人が直面する、親の介護問題。コロナ禍を経て、親の老いを痛感する人も少なくないはずです。繊細な問題だからこそ、そのアプローチ方法や選択肢はできるだけ増やしておきたいですね。 ―シリーズ「新しい生活様式がしんどい」― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文&イラスト/赤山ひかる>
赤山ひかる
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。
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