Entertainment

日本人男性で最多インスタフォロワー“韓国系イケメン”の正体。出演中ドラマから解説

 クールでドジな男子たち。確かにそういうイケメンは、結構街中で見かけるかもしれない。  毎週金曜日、深夜24時52分から放送されている『クールドジ男子』(テレビ東京系)は、4つに系統分けされたクールドジ男子の日常を楽しく観察できる。なかでも、「羞恥心アリ反省タイプ」を演じる中本悠太の存在感は別格。 「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、規格外の韓国系イケメン中本悠太について解説する。

“イケメン分類学”の細かさ

 いまさらイケメンをジャンル分けしようとする試みが、画期的とまでは言えないにしろ、こういう“イケメン分類学”ドラマが放送されるのは、やっぱり興味深い。  大学生の一倉颯(中本悠太)が、コンビニで雑誌を立ち読みする。開いたページが、今どき男子の特集。クールイケ男子、犬系男子、ロールキャベツ男子、さまざまだが、自分の属性はどれかと考えてみるものの、颯はどれにもあてはまらない。 「ジャンル分けできるほど、何かが突出しているわけじゃない自分」と分析するが、実は彼は、涼しい顔してドジをするクールドジ男子なのだ。レジのお会計では、お茶を手にしたまま財布だけ出してしまうし、キャップをつけたままでお茶を飲もうとしてしまう。本作のイケメン分類は、なかなか細かい。

ドジのループ男子を楽しむ

 やってしまった後には、やたらと反省する。どうやら颯は、反省型のクールドジ男子らしい。ただし、反省してもやはりドジをやらかす。ドジのループ男子でもあるのだが、颯役の中本は、こんなマヌケキャラを楽しむように演じている。  飲み会では、「はずかしい」と言ってひとり頭を抱えたりもするが、人前では依然としてクールなたたずまいをキープする。クールな持久戦とでも言えばいいだろうか。中本は、このループと持久戦を毎回、すこしずつリズムに変化をつけながら、バラエティ豊かに演じる。  颯のドジなクールさに、相手が思わずキュンとしてしまうこともある。ひとりの人間の中に、クールと羞恥心がちょうど50:50で混在すると、意外と好意的な反応を受けるものかもしれない。イケメン分類学として発見が多い、人間観察バラエティを見ているような面白さだ。
次のページ 
恐るべきギャップ萌え
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ