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娘が遺影に向かい「お父さんクズだね」。家のリフォームで発覚した、父の“最低な行為”

 稲森いずみが、不倫夫に復讐する妻を演じる『夫婦が壊れるとき』(日本テレビ系、金曜深夜24時30分~)が注目を集めています。原作は2015・2017年にイギリスでオンエアされて大評判となった『女医フォスター 夫の情事、私の決断』(原題『Doctor Foster』)。
『夫婦が壊れるとき』

画像:日本テレビ『夫婦が壊れるとき』公式サイトより

 夫婦関係や不倫、夫婦間の“復讐”について著書多数の亀山早苗さんが、話題のドラマを読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。 【関連記事】⇒浮気された妻は「内臓がせり上がるような地獄」を見る。ハサミを握り…次の行動は|ドラマ『夫婦が壊れるとき』

夫を信じていたばかりに……

 ドラマ『夫婦が壊れるとき』第6話で、陽子(稲森いずみ)は、弁護士の助言に従い、離婚に向かって準備を始める。まずは家庭用口座の金の流れを知ろうとするが、銀行の通帳がない。お金のことは夫の昂太(吉沢悠)任せだったのだ。  あわてて銀行へ赴いて収支報告書を出してもらうが、そこで知ったのは2000万円が夫の映画制作会社に流れていること、陽子名義の自宅に抵当がついていること、子どものための学資保険が解約されていたこと、陽子が親から受け継いだ遺産までもが夫の会社に流れていたことなどだった。
 昂太は妻の実印を使って委任状を作り、多額の金を自分の会社に移していた。陽子がたまたま見つけた夫のカード請求書には、「札幌出張」だと言ってでかけたときのホテル代やアクセサリーなどの購入記録が書かれていた。

夫を喜ばせるためにしてきたことは何だったのか

 夫の愛人の理央(優希美青)が言ったとおり、2年間、夫は理央を愛し続けてきたのだろう。この2年間、夫を喜ばせるために自分がしてきた数々のことを思いだし、陽子は絶望感に打ちひしがれていたが、自分が稼いだり親から受け継いだりしたものを夫が愛人とともに使っていると知って、とうとう陽子の我慢は限界となった。  家も親権も財産も失わず、夫だけを排除する。そのもくろみは成功するのだろうか。夫が会社で理央と会っていると確信した陽子は、スマホで動画を撮る準備をして、会社のドアを開けた。
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家計の管理を夫にまかせて「大後悔」した42歳女性
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