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運転中に大ケガを負った子猫を見つけて病院へ。数ヶ月後の“おてんば娘”な姿に感動

弱々しかった子猫がアクティブな“おてんば娘”に成長

 その後、バジルちゃんは事故の後遺症もなく、スクスクと成長。今では、部屋中を思いっきり走り回るほど、元気になりました。 バジルちゃん「手術後は声を出すことができなかったので、初めて小さな声で『ニャー』と言ってくれた時は、すごく嬉しかったです」  最近では、ご飯をしっかりと食べすぎて肥満気味になりつつあるという、バジルちゃん。食事以外に、飼い主さんに甘えることも大好きで、帰宅すると、足元でゴロゴロと転がったり、スリスリしたりと大サービスをしてくれます。 バジルちゃん「だいぶ触らせてくれるようになりました。まだ、抱っこをされるのは嫌がりますが(笑)。早く、抱っこできるようになりたいです」  そう語る飼い主さんは外で懸命に生きていたバジルちゃんの姿を見たからこそ、つらい環境にいる動物達の力になりたいと思うようになりました。

過酷な環境に生きる猫を助けられるのは、人間だけ

バジルちゃん「どんな野良猫ちゃんも、とても過酷な環境で生きている。寒くても暑くても怪我をしても、病気になっても、お腹が空いても、痛くて自分で治せなくても、みんな生きようとしています。その苦しみや痛みを減らしてあげられるのは、人間だけだと思うんです」  治療を受けてすっかり元気になり、オモチャで喜んで遊び、ご飯をおいしそうに食べ、スヤスヤと眠ってくれるようになった、バジルちゃん。その姿は幸せを与えてくれると同時に、動物の命の重さを考えるきっかけも与えてくれました。 バジルちゃん 誰にも知られることなく、ひとりで痛みに耐えていたかもしれない小さな命が、イタズラもできるほど逞しくなった――。その事実を知ると、身近にいる野良猫の守り方も考えたくなります。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <取材・文/古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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