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「会社やめて独立する」30代娘に、猛反対した両親。でも半年後には大喜びした“すてきな理由”

フリーランスになって、両親が大喜びしたワケ

そのまま半年後に、フリーランスのWebデザイナーとして新たな働き方をスタートさせた酒見さん。 「両親の意見に逆らってしまったこともあったので、安心させるために地元にも頻繁に帰るようにしました。会社勤めの頃は忙しくて帰省できても年に1~2回だったんですが、フリーランスになったおかげで回数を増やせました。働く場所を選ばないので、仕事を休まなくても遠方に帰省できるんですよね」 娘が実家に帰る機会が増えたことで、独立に猛反対していた両親も大喜びしたそうです。今では「便利な働き方になったもんだね~」と、半年前の口論はまるで嘘だったかのような歓迎ぶりシニア夫婦現在、酒見さんは遠距離恋愛だった恋人のところへ引っ越して同棲を開始しています。Webデザイナーとしての仕事も順調で、地元企業の案件も受託し、地域貢献できる仕事にもやりがいを感じていると話します。 「結果的に、理想の働き方が実現できてとても満足しています。両親と顔を合わせる機会が増えて喜んでもらえたことが、フリーランスになって一番良かったなと感じています」 多様な働き方が存在する令和。働く側だけでなく、働き方を受け入れる側の理解も必要なのかもしれませんね。

副業・兼業がますます認められる令和

2018年、厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表。同時に同省が公表していた「モデル就業規程」の中からは副業禁止規定が削除されました。 Webデザイナー今年1月に株式会社リクルートが働く個人2072名および企業人事担当者1648名それぞれに実施した「兼業・副業に関する動向調査2022」によると、兼業・副業を実施している人の割合は9.9%、従業員の兼業・副業を認める人事制度があると回答した割合は51.8%。後者は年々増加の傾向で、受け入れを実際にした企業のうち、64.3%が「業績・生産性向上につながっている」、また74.2%が「事業推進上プラスの効果があったと感じている」と回答しています。 今後もますます副業・兼業や起業が注目されそうな令和。酒見さんのように自由な働き方を求める選択が、働く個人と起業の双方にプラスの影響をもたらしていくといいですね。 <取材・文/萩ゆう>
萩ゆう
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ。
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