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39歳女性が「夫の人生を壊してやった」わけ。倒れるまで追い込まれた“産後の地獄”

 稲森いずみが、不倫夫に復讐する妻を演じる『夫婦が壊れるとき』(日本テレビ系、金曜深夜24時30分~)が注目を集めています。原作は2015・2017年にイギリスでオンエアされて大評判となった『女医フォスター 夫の情事、私の決断』(原題『Doctor Foster』)。2020年には韓国でもリメイクされ高視聴率を誇りました。
『夫婦が壊れるとき』

画像:日本テレビ『夫婦が壊れるとき』公式サイトより

 夫婦関係や不倫、夫婦間の“復讐”について著書多数の亀山早苗さんが、話題のドラマを読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。 【関連記事】⇒浮気された妻は「内臓がせり上がるような地獄」を見る。ハサミを握り…次の行動は|ドラマ『夫婦が壊れるとき』

ネットの誹謗中傷に落ち込む妻と、慰める夫

 ドラマ『夫婦が壊れるとき』第10話。陽子(稲森いずみ)は、夫・昂太(吉沢悠)の母の死をきっかけに、夫婦の関係をやり直そうと決める。芽衣(結城モエ)の情報によれば、昂太の愛人・理央(優希美青)は、不倫相手と別れて中絶するつもりだという。  これまでの結婚生活を、その歴史を無駄にしたくない。陽子はそう強く思う。  ところがある日、陽子が病院に出勤すると周りは不穏な空気に包まれている。ネットに、陽子への誹謗中傷が流されているというのだ。もちろん、陽子に思い当たるところはないが、病院の信頼に関わるため、院長に休養を勧められる。事実上の停職処分のようなものだった。  落ち込む陽子から話を聞いた昂太は、陽子を抱きしめて慰めてくれる。そのとき、昂太の携帯が鳴る。体を硬くする昂太、不信感が芽生える陽子。

死を覚悟して、夫への復讐が再び……

 仕事だからと出かけた昂太を追って、会社を訪ねてみる陽子は、事務所の窓から昂太と理央が顔を寄せ合って話しているのを見てしまう。  理央は昂太と別れていなかったのだ。陽子は、あまりのショックに姿をくらます。彼女が向かったのは、昂太とふたりでかつて見た海。息子の名前を「凪」と決めたあの日のことを、陽子は心の中でなぞっていく。
 そして陽子は静かに海に入って……。翌朝、犬の散歩に来ていた地元の男性が浜辺で携帯を拾う。乱れた髪にメイクの落ちた陽子が、その携帯を受け取り、よろよろと歩いていく。  彼女はあの海で、いったん死を覚悟した。死にきれずに蘇った陽子に、もう怖いものはないはずだ。 【関連記事】⇒息子の携帯に「夫の濃厚な不倫動画」が。怒りで震える妻の復讐、意外な第一手は|ドラマ『夫婦が壊れるとき』
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