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へその緒がついた赤ちゃん猫を拾った!だけど医師の「厳しい言葉」で目の前が真っ暗に<漫画>

「正直、医者の僕でも育てられないと思う」

朝を迎え、前日の夜に駆け込んだ動物病院とは別の病院へ行くことにしました。申し訳ないのですが、「(赤ちゃん猫を)服の中に突っ込んでいれば、保温できるよ」と言った病院へ、わたしはどうしても行く気になれなかったのです。
醤油皿に載せられた子猫

醤油皿に載せてもこの小ささよ……

そして連れて行った新しい病院で改めて診てもらった……のですが、そこでまさかの厳しい言葉を突きつけられたのです。 「へその緒がついているような赤ちゃん猫は、育てるのがものすごく難しい」 「1時間半おきにミルクをあげたり、母猫が舐めて排泄をうながすように、股間部分をポンポンとさすってトイレの世話をしてあげないといけない」 「少なくても1か月はそんな生活を続けないと」 「それくらい手間がかかるのに、あなたは一人暮らしなんでしょ? 絶対にムリ」 「厳しいことを言います。……正直、医者の僕でも育てられないと思う」 1時間半おきに、トイレにミルク。わたしの仕事の時間は? 睡眠は? なんかもう、「かわいい♪」とか、「助けてあげたい」という気持ちだけではどうにもできない壁を感じ、先生の言葉に目の前が真っ暗になりました。 ただ、相当の覚悟がないと育てられないということを、先生はあえて厳しい言葉で伝えてくれたということも分かっています。

ぼっちで不規則な生活の私に育てられるのか

……どうするよ、自分。 ひとり暮らし、アラサー、ものすごく不規則な生活をおくるダメ人間。 そしてわたしは意を決して、いつもお仕事をもらっている『週刊SPA!』の編集部に電話をかけたのです。 「すみません、1か月お休みください。あ、もしからしたら2か月」 ぼっち女子の赤ちゃん猫子育てレポート。 育てられるのか、はたまた仕事を干されるのが先か。 【続きを読む】⇒「赤ちゃん猫のお世話で、1ヶ月休みます」仕事相手に伝えたら…“意外すぎる反応”に驚いた<漫画> <漫画・写真&文/青山ゆずこ>
青山ゆずこ
漫画家・ライター。雑誌の記者として活動しつつ、認知症に向き合う祖父母と25歳から同居。著書に、約7年間の在宅介護を綴ったノンフィクション漫画『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。』(徳間書店)、精神科診療のなぞに迫る『【心の病】はこうして治る まんがルポ 精神科医に行ってみた!』(扶桑社)。介護経験を踏まえ、ヤングケアラーと呼ばれる子どもたちをテーマに取材を進めている。Twitter:@yuzubird
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