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“この夏、一番気になる”30歳俳優の魅力とは。ラブコメからヤンキーもの、SFまで何でもこなす実力派

俳優・間宮祥太朗(30)の勢いが止まらない。 『ファイトソング』(2022/TBS系列)や『魔法のリノベ』(2022/フジテレビ系列)でラブコメ主人公を演じたかと思えば、『ナンバMG5』(2022/フジテレビ系列)ではコミカルなヤンキー、映画『東京リベンジャーズ』シリーズ(2021~2023)ではクールなヤンキーを演じてみせる。 先日まで放送中だったドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(2023/TBS系列)では、6話からの登場で出演シーンはわずかだったものの、物語のキーパーソンとなる研究者役を存在感たっぷりに表現した。 彼の魅力を改めて紹介しよう。

ヤンキー役の幅広さが目を引く

役者には良くも悪くも「特定のイメージ」がつきがちだ。 ドラマでよく見るか、それとも映画寄りの役者か。青春ラブコメの常連もいれば、殴る・蹴るのシーンが8割の映画でしか見たことがない役者もいる。 間宮祥太朗に関していうと、そんな「特定のイメージ」にとらわれない稀有な存在だと言えるかもしれない。
間宮祥太朗

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映画『帝一の國』(2017)で演じた氷室ローランドや、直近では映画『東京リベンジャーズ』シリーズの稀咲鉄太、そしてドラマ『ナンバMG5』の難破剛など、間宮祥太朗が担うキャラクターには強い色がついたものも多い。人の上に立ち権力を振りかざしたあと失墜する役や、冷徹で血も涙もないヤンキー、または人情に熱い昔ながらのヤンキー役など、引き出しの数と深さが目立つ。

ラブコメ作品やSF作品まで

間宮祥太朗

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しかし、前述した『ファイトソング』や『魔法のリノベ』を含め、『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(2020/日テレ系列)『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021/TBS系列)など、いわゆるラブコメ作品で見る間宮祥太朗も、決して不自然ではない。 ドラマ、映画というステージの違い、そしてジャンルの垣根を超えても視聴者に違和感を抱かせない佇まいは、よくよく考えれば「不思議」の一言である。与えられた場で全力を出しても、ここまでジャンルの色に染まらずにいられる役者は希少である。
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咲く場所を問わない力量
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