賃貸マンションの和室を「かわいい子ども部屋」に。小学生2人いてもゴチャゴチャしないコツ
配線、コンセントにはアートで目隠しを
脱衣所の床も、剥がせるタイプのタイル調のフロアシートを敷いて雰囲気を変えています。
「壁から飛び出しているミラーはIKEAのもの。もともと付いていたタオルバーを外して、そのネジ穴をそのまま利用して取り付けました。洗面台の戸棚の取手も自分の好みに付け替えています」
洗濯機の上には、洗剤や雑貨などをディスプレイする棚を設けています。
「ここには壁の出っぱった部分があったので、その上に板を乗せて固定しています。下に洗濯機の配管が見えるので、カフェカーテンを付けて目隠しにしています。
パッと見て目に入るところにコンセントや配管があったらなるべく隠すようにしています。リビングにアートを床置きにしているのは、テレビ端子のあるコンセントを隠す意図もあるんです。何か雑貨を置くときは、同時に見せたくないものを隠すことを意識していると思います」
普段から意識している習慣
現在のインテリアは素材感を意識して、マットな質感をベースに、金属のツヤっぽさ、コットンやリネンなどの素材をプラスしているといいます。
「今の段階でお部屋づくりはやり切った感はありますね。変えてみたい気持ちはありますけど、床を張り替えるような気力はありません(笑)。ベースは今のままで、ラグや小物で雰囲気を変えて楽しんでいきたいと思います」
昔からお部屋づくりや絵を描くことが好きだったというAyumiさん。美大でデザインを専攻していました。
「美大ではパソコンを使ったデザインをやっていたのですが、それがあまり好きではないことに気づいてアパレル系に就職しました(笑)。
美大受験のために通っていた画塾の先生が、『とにかく意識して見なさい』と言っていたので、街並みやショップのディスプレイなど、良いものを意識的に見るようになったと思います。美術館にもよく行っていました。美大に入るために勉強したことは今に生かされているかもしれません」
<取材・文/都田ミツコ>都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。


