初デートで「自分の取扱説明書」を渡してきた男性…そのドン引きの内容とは
いろいろな価値観を知れる婚活では時折、びっくりするような考え方の人と出会うこともあるもの。斎藤香澄さん(仮名・30歳)は独特なアピールをする男性と出会い、仰天してしまいました。
香澄さんが、相手男性・隆義さん(仮名)と知り合ったのは半年前のこと。マッチングアプリで婚活をしていたところ、隆義さんのほうから「いいね」が届き、トークをやりとりする仲になりました。
「話は特に盛り上がりませんでしたが、毎日トークをマメに返してくれるし、『今日もお疲れ様でした』とか『ゆっくり休んでくださいね』とか優しい言葉もマメに言ってくれたので、とりあえず会ってみてもいいかなと思ったんです」
隆義さんは香澄さんよりも8歳上でしたが、アプリのプロフィールに登録されていた写真は若々しそうな見た目をしていました。
「多少の加工はお互い様。だから、あまり期待はせずに会って話してみようかなと」
知り合って2週間後、香澄さんは隆義さんと会うために約束した待ち合わせ場所へ。しかし、あたりを見回しても、隆義さんらしき人物は見当たらず……。もしかして、すっぽかされたのかもしれない……。そんな不安を感じた時、背後から「香澄さんですか?」との声が。
振り返ると、そこにプロフィール写真とは似ても似つかないほど老け込んだ男性が立っていました。
あまりの違いに香澄さんは、びっくり。失礼かと思ったものの、言わずにはいられず「あれ? アプリの写真となんか違いません?」と隆義さんに尋ねてしまいました。
すると、隆義さんは「ああ、あれは10年くらい前の写真だから、ちょっと若いかもね」と笑いながら、照れくさそうに頭をポリポリ。
「ちょっとどころじゃないですけど……って突っ込みたかったです。他人の写真を悪用しているとかじゃないけど、10年も前の写真を使って婚活するなんて、さすがにルール違反なんじゃないかって思いました」
すっかり心は沈んでしまったものの、さすがにそのまま帰るわけにはいかず、香澄さんたちは約束していたカフェでお茶をすることに。しかし、そこでも香澄さんは隆義さんに唖然とさせられることになります。
席に着くなり、隆義さんは持参したバッグから資料のようなものを取り出し、「これ、見てほしいんですけど……」と言ってきたそう。香澄さんが目をやると、資料の1ページ目には大きな字で「隆義のトリセツ」と記されていました。
プロフィール写真よりも老け込んだ男性が…
初デートで「俺のトリセツ」を提示されて……

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