――妊娠中は体重管理にも苦労があったのでしょうか。
真船:産むまでに23kg太りました。
結婚式の前にダイエットをして14kg痩せて、自分史上めちゃくちゃ痩せた状態で妊娠に突入したんです、悪阻がおさまって「なんでも食える」ってなった瞬間に食欲がものすごく高まってしまい…欲のまま食べまくったらすごいことになりました。以前、女子SPA!でも
ダイエット漫画を連載していたのですが、その時は食事制限や本格的な筋トレで減量したので妊娠中にやる気にはなれなかったです。産んだ後も1kgも減らなくて「計算合わなくない?」とビックリしました。
産後は赤ちゃんを連れて行けるパーソナルジムに通ったのですが全く痩せませんでした。体が以前のように動かなくて普通の筋トレができなくなっていたので、「まずはラジオ体操をやってください」と言われました。(笑)それでも仕事に復帰したら自然と体重が落ち、妊娠前の+10キロくらいの体重になってます。
――ベビー用品についても描かれていましたが、最近買ってよかったものはありますか?
真船:子ども用ハーネスです。うちの子はゾウさんが大好きなので、嫌がらないようにゾウさんのデザインを探しました。今1歳半ですが、早めに慣らしておきたくて歩き始めた頃から使っています。周りの方にも「ゾウさんかわいいね」と温かく見守っていただいています。今は可愛いデザインのものがたくさん出ているので「ペットみたい」と非難する人は減ってきているのではないかなと思います。
――出産する病院は、どういう基準で探したのでしょうか?
真船:絶対に無痛分娩をしたかったので、できる病院を探しました。
無痛分娩を実施していても、いざフタを開けてみたら、曜日や時間帯などがかなり限られている病院もあり、友人の中には条件が合わず結局無痛分娩ができなかった人もいました。
今回の書籍では、無痛分娩ができる病院の選び方について、医師に聞いた「事前に調べたほうがいいことチェックリスト」も付けています。
無痛分娩に関しては、産むのは私なので夫には特に相談せず「無痛分娩やっているからこの病院にするよ」と伝えました。世の中には「痛みに耐えないと母親になれない」と無痛分娩に反対する旦那さんがいるそうですが、「じゃあ代わりに産んでいいですよ、どうぞどうぞ」と思います。
©真船佳奈『令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?!』はちみつコミックエッセイ、オーバーラップ
<文/都田ミツコ>