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子どもに包丁、いつから持たせる?やってはいけない声かけと、料理嫌いにさせない4つのポイント

④刃は絶対に触らない

包丁は全部が危険なわけではありません

包丁は全部が危険なわけではありません。切れる部分を確認しましょう

 子どもはふざけて危険なことをしたがることがあります。  ちょっとした油断が大きな事故につながる可能性があるので「刃は絶対に触らない」ことを約束しましょう。  包丁を洗う場合も要注意で、小さな子どもの場合は親がやるほうが安全です。

怖い、危険を言ってばかりだと、子どもは料理が嫌いになる

ピーマンの種が上部にまとまっていることを発見

ピーマンの種が上部にまとまっていることを発見し、野菜のタテ切り、ヨコ切りが楽しくなりました。「料理は楽しく」が大切です

 今回のイベントを通して、子ども達の様子を観察していて気づいたのは、親の声かけの仕方が子どもに大きな影響を与えるということ。  親が危険回避のためにやみくもに注意ばかりしていると、「料理は怖いこと、つまらないこと」というイメージを植えつけ、結果として「料理嫌い」になってしまうことも。  親は悪意なく“注意をするモード”になってしまいがちですが、子どもにとって料理が嫌いな時間にならないよう、注意ではなく“一緒に確認するモード”を心がけましょう。できたことについてはしっかり褒めることも大切です。  そして、楽しみも忘れずに。野菜の断面を観察したり、切った食材が仕上がりに反映されていると、「切るって面白い!」という経験を重ねていくことができます。「好きこそものの上手なれ」を大切に、その子の興味や能力に合わせてチャレンジしてみてくださいね!
切った野菜を混ぜ込んだおにぎり

切った野菜を混ぜ込んだおにぎり。カラフルな仕上がりに歓声があがっていました

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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