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知的障害のある女性が、恋人の親に会って起こったこと。誰も悪くないのに…“悲痛な叫び”が胸にズシッ|ドラマ『初恋、ざらり』

 8月25日に『初恋、ざらり』(テレビ東京系、金曜深夜24時12分~)の第8話が放送。有紗(小野花梨)と岡村(風間俊介)の“相手を想うがゆえのすれ違い”が鮮明になるしんどい回だった。
「初恋、ざらり」

©「初恋、ざらり」製作委員会

障がいのことは言わないつもりだったのに

 岡村の母親・靖子(熊谷真実)の誕生日会に招待された有紗は、岡村と一緒に彼の実家を訪れ、靖子と父親・龍彦(尾美としのり)を紹介される。岡村の両親に嫌われたくない、という気持ちを強く抱くものの空回りしてしまう有紗。それでも終始和やかな会となったが、有紗は靖子と一緒に食器洗いをしている時に“普通”に直面する。
「初恋、ざらり」

気の早い岡村の母親から「お嫁ちゃん」と呼ばれた有紗。複雑な表情の理由は…… ©「初恋、ざらり」製作委員会

 靖子からは「有紗ちゃん、ご飯自分で作ったりとかする?」「あんまり料理得意じゃない?」と悪意のない質問をぶつけられる。そして、気の良さそうな靖子に障害について黙っていることに罪悪感を覚え、つい自身に障がいがあることをカミングアウト。その際、靖子はポロっと「それって子どもに遺伝とか……」と口走る。

「たぶん私じゃ、ダメなんです」涙を流す有紗

「初恋、ざらり」

母親からも障がいのことを「今はまだ言わないで」とアドバイスされていたが…… ©「初恋、ざらり」製作委員会

 これらを、“普通の女性”であればしっかり答えられているであろう質問、“普通の女性”であれば聞くことはなかったであろう言葉だと感じた有紗。帰り道に岡村へ「たぶん私じゃ、ダメなんです」「岡村さんのママさん、きっと嫌だと思います」と話して涙をこぼす彼女は、自分が自分の思う“普通”ではないことを痛感し嘆いている様子だった。 【前回記事】⇒知的障害のある女性が「公園で暴れ回った」悲しい理由。両親は娘を抱き、頭を下げ続けた|ドラマ『初恋、ざらり』
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有紗の“悲痛な叫び”が胸にズシッと来る
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