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恋愛経験ゼロだった35歳女性「2500円の“使いみち”」で人生が激変。結婚できない女性が見落としていること

調べて考えて正解を探し迷走「こじらせ女子」の誕生

手痛い失恋の後、恋愛本を読み、ネットで恋愛情報をたくさん読むようになった美穂さん。 『ルールズ―理想の男性と結婚するための35の法則』(ベストセラーズ刊)という90年代に世界的ベストセラーになった恋愛本には、「メールの返信は24時間おいてから」と書いてありました。それを見て、「すぐにLINEを返信していたからいけないのかな」と思ったそうです。 90年代のパソコンルールズが出版された時代、インターネットはアナログ回線です。常にオンラインの令和に同じことをやったらただの“反応が鈍い人”なのに。 また、バブル時代に結婚した自分の母親が「デート代は男が奢るもの」と言っていたのを思い出し、お金を支払ってもらうことが愛情なのかもしれないと思うようになったことも。

次こそ愛されたい! 婚活に“課金”を始めるも迷走

次はちゃんと愛されて大事にされる恋愛をしようと思い、31歳の時にリーズナブルなオンライン結婚相談所に入会します。しかし、あまり会えないし、サポートもあまりしてもらえませんでした。 次はランクを上げて、比較的サポートが充実しているという仲人型結婚相談所の中で安いところを探し入会しました。男性からの申込み(直接会いたいというオファー)はそれなりに来るようになりましたが、かといって会ってみたいと思える男性もあまりいません。 美穂さんはここでまた、情報収集に走ります。 ある結婚相談所のブログでは「自分に申込みしてくれた男性の中から男性を選ぶ方がよい。女性は愛される方が幸せになれるから求めてくれる男性から選ぶべし」「だんだん好きになることがあるから、ピンとこなくても3回会ってみよう」のようなことが書いてありました。 それを見て「元カレのときは、自分の方が好きになってしまったからうまくいかなかったのか」と思うようになっていた美穂さんは、お見合いして疲れると思った相手でも、2回3回と会ってみることにしました。
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マッチングサイトは「待ち合わせに失敗して退会」
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