Gourmet

できれば避けたい「腸を荒らす3つの添加物」。原材料に“/”があったら注目のワケ

こんにちは。腸活の研究家ざっきーです。 「添加物」と聞くと、何だか体に悪そうなイメージがあるかもしれません。実際に、過剰な添加物が腸内細菌に悪影響を与える報告もあり、体全身の健康にとっても、腸活にとっても気をつけたいのは事実です。
食べ物の成分を調べるイメージ

写真はイメージです(以下同じ)

しかし、一番大切なのは「量」です。添加物をほんの少しとったからと言って、体や腸への害はないでしょう。人によって添加物の影響は異なるので、心配しすぎることもないと筆者は考えています(添加物には良い面もありますからね!)。 その上で今回の記事では、特に摂りすぎに気をつけたい添加物を3つに絞ってお伝えします。ぜひ、普段の食事の参考にしてみてくださいね!

腸を荒らす添加物① 乳化剤

腸内環境を荒らしやすい添加物の1つ目は、「乳化剤」です。多くの食品に使用されているので、見たことや聞いたこともあるかもしれません。乳化剤が腸に与える影響について、研究を見てみましょう。 腸に良くない理由は、主に以下の2つがあります。  1.腸内に炎症を起こしてしまう  2.腸内細菌のバランスを悪く変えてしまう たとえばスタンフォード大学はある研究で、炎症性腸疾患(IBD)と食事との関係を調べました。その結果、食事からの乳化剤の摂取が増えると、腸内に炎症が起きやすくなると分かったのです(※1)。 ただ、乳化剤と一口にいっても、いろいろな種類があります。中には、体への害がないものもあるのですが、簡単に見極めるポイントは「大豆由来かどうか」です。 商品の原材料を見た時に、「乳化剤(大豆由来)」と書いてあれば、腸への害は基本的にないと考えられます。逆に、「乳化剤」としか書かれていない場合は、少し気をつけたいですね……!

腸を荒らす添加物② 保存料

保存料は、上記の乳化剤よりも幅広い食品に使用されています。保存料がないと、スーパーの食品の賞味期限がすごく短くなってしまうので、ありがたい添加物でもあります。その上で、腸内環境への影響としては、「腸内に住んでいる細菌に悪い作用がある」と懸念されています。 悪影響を受ける腸内環境イメージ実際にイタリアで行われた研究では、食品に使用されている保存料の一部が、腸内細菌の種類や数に悪影響を与えると報告されました(※2)。保存料の主な役割は、食品を腐らせる細菌を抗菌して減らすことです。 つまり、細菌の立場からすると、保存料はもっとも怖い存在……。保存料を過剰に摂取すると、それに耐えられる細菌だけが腸内に残ることになり、バランスが悪くなるのです。 対策としては、「できるだけ自炊を増やすこと」に尽きる気がしています。ただ、上記でもお伝えした通り、保存料のおかげで食品が腐りにくくなり、消費者が手軽に食品を買える良い面もあります。できる限り減らしながら、食事を整えていきたいですね!
次のページ 
腸を荒らす添加物、3つ目は?
1
2
3
4
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ