MEGUMI(42歳)が“真のタレント”といえる理由。イエローキャブから俳優、プロデュース業へ
MEGUMIの“心強い後ろ盾”感
演じる役柄を通じての女性という存在への理解は、MEGUMIをプロデュースへと駆り立てた。2022年にテレビ東京のドラマ『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』で企画・プロデュースを担当し、さっそくそれをひとつの形にしている。 すごくパワフルだ。さらに今年、再びテレビ東京にて早くも第2弾『くすぶり女とすん止め女』を企画・プロデュース。このドラマ、とにかくテンポがいい。適宜テロップのような字幕が出るなど、感覚としてはYouTubeを見ているような日常感だろうか。 モラハラ夫の山本武(勝村政信)の暴政に耐えかねた専業主婦・山本郁子(西田尚美)が束縛から開放されるべく奮闘する様がコミカルに描かれる。 絵に書いたような“男性性丸だし”のモラハラ言動には閉口するが、それくらいディフォルメしないと伝わらないものがあるというMEGUMIの意図を感じる。 しかもMEGUMIがちーママ役でカメオ的に出演し、プレイヤーとしても作品をサポートする。なんと心強い後ろ盾感だろう。日本のイーストウッドはまさかのMEGUMIだった説浮上のカッコよさではないか! <文/加賀谷健>


