
2022年の「FWJ TOKYO SUPER SHOW」での様子
――前向きに気持ちを切り替えられたんですね。
宮崎:トレーニングによって気持ちが救われました。筋トレは体だけではなくメンタルにも効くんだと思います。鍛えることでストレスを溜め込まず発散することができます。
――筋トレを始めて変化したことはありますか?
宮崎:最初の記憶がテレビ収録というくらい、ずっと人に見られる仕事をしてきたので「痩せないといけない」という気持ちが強く、食べ物とあまりうまく付き合えていない時期があったんです。
でも筋トレを始めてからは、しっかり食べてその分動いて、健康的なバランスを意識するようになりました。
軽い気持ちで始めた筋トレでしたが完全にハマってしまい、ボディビルの国内大会「FWJ Beef Sasaki Japan Classic」にも出場しました。初出場で30人中5位に入賞できたのは嬉しかったです!
――YouTubeチャンネル『Rionaちゃんねる。』でもトレーニングやダイエットの情報を発信していますが、これからやっていきたいことはありますか?
宮崎:トレーナーとして、以前の私のように苦しんでいる方の役に立ちたいです。ジムのお客様に「あなたに会うと元気をもらえる」と言っていただくことがあるのですが、私のほうこそ「元気をもらっているな」と思っています。トレーニングをするとハッピーな気持ちになれることを伝えながら、たくさんの人をサポートする存在になりたいです。
――今の宮崎さんに、『学校へ行こう!』に出演した経験はどんな影響を与えていますか?
宮崎:自分の可能性を引っ張り出してくれた経験だと思います。10代の頃は「『学校へ行こう!』に出てた子だよね」と言われるのがすごく嫌だったこともありました。
でもいろいろな経験をしたことで、「番組出演がなかったら今の自分はなかったな」と思っています。
私は人から「悩みがなさそうだね」と言われることが多いのですが、実際には細かいことを気にするし、頭で考えてばかりで行動に移すことがなかなかできない性格なんです。でも、番組に出演した経験があるからこそ、「もうダメかも」と感じる時でも、「子どもの時にあんなことができたんだから、頑張ったら多分もっとできるはず!」と踏ん張ることができます。
それはあの頃、たくさんの人に見てもらって応援してもらったおかげです。今の私にとっては本当に良い思い出になっています。
※この記事は女子SPA!とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
<取材・文/都田ミツコ 撮影/中川菜美>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。