クラスの“一人ぼっち”と“陽キャラ”が、大人になって立場逆転。再会したら「地獄の会話」が始まった|ドラマ『いちばんすきな花』
11月9日に『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜よる10時~)の5話が放送され、今回は4人の主人公の一人である佐藤紅葉(神尾楓珠)の言動に注目が集まる内容だった。
コンビニ店員の仕事をしながらイラストレーターとして活動する紅葉はある日、人気画家のSHINOからコラボの依頼を受ける。まさかのオファーに困惑しつつも前向きに検討する紅葉。後日彼のアトリエに足を運ぶと、そこには高校時代の同級生・篠宮(葉山奨之)の姿が。SHINOの正体は篠宮であり、紅葉は動揺を隠せない。
篠宮は学生時代の思い出を振り返り、紅葉に「2年の時優しくしてくれた。3年でクラス離れた時もさ、黒崎(前田龍平)くん紹介してくれたでしょ? 『仲良くなれると思うから』って」と当時友達がいなかった自分に声をかけてくれ、さらには友達になれそうな人を紹介してくれたことへの感謝を口にする。
続けて、篠宮は「今でもたまに佐藤くんの話になるよ。『ああいう、友達が多くて明るくて、でも僕達みたいな日陰にも気付いてくれるの、佐藤くんだけだったよね。憧れだったね』って」という。
和やかな雰囲気で話す篠宮に対して、紅葉は「お前らみたいな一人でかわいそうなやつ、余ってるやついるとありがたかった。そういうやつ裏切らないから。俺なんかでも絶対一緒にいてくれて、一緒にいるだけで嬉しそうにしてくれて」「本当は友達なんかいなくて。目立つやつと一緒にいて良いように使われてただけで。それがずっと続くのしんどいから、たまにああやって一人のやつ見つけて近付いて優しいふり、ほっとけないみたいなそういうふりして」と篠宮や黒崎を気にかけた“ネタばらし”を始める。
篠宮は「そっちの勝手な罪悪感で、こっちのいい思い出塗りつぶさないでよ。優しいふりしてればいいじゃん。こっちは優しさだって捉えてるんだから」と紅葉の告白に不快感を示す。
そして、一緒に仕事をするのは難しいと考え、別の案件を紹介してもらえるように取り計らう篠宮に、紅葉は「なんで? 優しさ?」と聞く。すると篠崎は「優しいふり。佐藤くん一人で可愛そうだから」と盛大な皮肉で返した。
篠宮の「そっちの勝手な罪悪感で、こっちのいい思い出塗りつぶさないでよ」というセリフは、紅葉の告白がいかに篠宮を傷つけたのかがよくわかる。1話から一貫して脚本家・生方美久氏のセリフ回しの秀逸さにうならされてきたが、今回も頭で復唱したくなるセリフが飛び出した」
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感謝を口にする旧友へ“最低のネタばらし”をしてしまう
和やかな雰囲気で話す篠宮に対して、紅葉は「お前らみたいな一人でかわいそうなやつ、余ってるやついるとありがたかった。そういうやつ裏切らないから。俺なんかでも絶対一緒にいてくれて、一緒にいるだけで嬉しそうにしてくれて」「本当は友達なんかいなくて。目立つやつと一緒にいて良いように使われてただけで。それがずっと続くのしんどいから、たまにああやって一人のやつ見つけて近付いて優しいふり、ほっとけないみたいなそういうふりして」と篠宮や黒崎を気にかけた“ネタばらし”を始める。
頭で復唱したくなる、秀逸すぎるセリフ回し
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