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スーパーの牛肉を焼くときにやってしまいがちな“3つのNG作法”。焼肉専門店の料理長に聞いた

NG例②:そのまま焼く

スライスされた肉をそのまま焼くと、もったいない!

スライスされた肉をそのまま焼くと、もったいない!

 次に下準備について。これは安い肉の場合は特に重要なステップになります。  かたい繊維をほぐすために、たんぱく質分解酵素を含む「生麹」などで漬け込むのが効果的だそうですが、もっと手軽な方法としては、焼く前にタレに漬け込んで、冷蔵庫に入れ30分程タレを浸み込ませる方法(薄い肉の場合)。タレの中にリンゴや玉ねぎなどのすりおろしが使われているとさらに効果的です。  焼く際には常温に戻すことも、大事なポイントです!
タレの原材料の中に、果物や玉ねぎのすりおろしが入っていると肉がより柔らかくなります

タレの原材料の中に、果物や玉ねぎのすりおろしが入っていると肉がより柔らかくなります

NG例③:焼き色がつくまでしっかり焼く

こんがり焼いてしまうと、肉質がパサパサになってしまいます

こんがり焼いてしまうと、肉質がパサパサになってしまいます

 そして最後は、大きなカギを握る「焼き方」について。  ほとんどの人は焼き過ぎているそうで、焼き色が付くように両面をしっかり焼いてしまうと、肉に含まれる水分が飛んでパサついた仕上がりになってしまいます。  フライパンやホットプレートは高温状態にして、両面をさっとあぶる感覚で短時間焼きましょう。おいしいサインは、ロゼ色。ほのかにピンクがかった色味がふっくらとろける食感の証で、赤身肉ほど差がはっきりわかります。
ほんのりピンクなロゼ色が、おいしい焼き頃です

ほんのりピンクなロゼ色が、おいしい焼き頃です

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専門店の肉は、何が違うのか?
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