Entertainment

大人になって仲良くなった4人組には“共通点”があった。謎多き女性の登場が意味するもの

過去をシェアする再会

木曜劇場『いちばんすきな花』8話より© フジテレビ では、このみんなのみどちゃん会では、具体的にどのような結びつきとなるのか。ゆくえと会った美鳥は、次に椿の家に突撃訪問する。  同級生だった中学生時代が回想され、玄関で美鳥を見送るとき、椿の「いつか帰りたい家を持てるようにと願うしかなかった」というモノローグが豊かな余韻となる。荒れた中学時代の彼女を知るからこその椿の優しさが滲む。  美鳥は夜々に手料理を作る。一口食べた夜々が「これだ」 とご満悦。夜々は、美鳥に将棋を教えてもらった幼少期を回想する。この将棋、美鳥は椿に手ほどきを受けている。椿との記憶を経由した夜々との過去なのだ。  美鳥の人間関係が、過去と現在の間でうまくリンクする。そして最後に会うのが、4人の中では唯一彼女を探し、そこまで親しい関係性ではないと内心不安な紅葉だ。こうして過去をシェアするように再会を果たす美鳥の存在が、クライマックスへのどのような橋渡しとなるのか。 【Amazonで予約受付中!】⇒『いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)』の詳細はこちら <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
1
2
3
Cxense Recommend widget
いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)

「男女の間に、友情は成立しますか?」フジテレビ系木曜10時ドラマに共感の声が続々! SNSで話題沸騰! いちばん「語りたくなるドラマ」のシナリオブック完全版。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠 主演!『silent』の村瀬健プロデューサー×脚本・生方美久が“クアトロ主演”という新しいスタイルで描く、年齢も性別も過ごした環境も違う4人の友情と愛情の物語。


あなたにおすすめ