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変幻自在の演技モンスターから、かわいいだけじゃない俳優も…2023年評価されるべき20代俳優

ドラマに出ずっぱり!かわいいだけじゃなかった2023年の西垣匠

「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日)「とりあえずカンパイしませんか?」(テレビ東京)「私がヒモを飼うなんて」(TBS)「ペンディングトレイン-8時23分、明日君と-」(TBS)「みなと商事コインランドリー2」(テレビ東京)「時をかけるな、恋人たち」(関西テレビ)……と、まさに今年の西垣匠は各局の連続ドラマに出ずっぱりだった。 色白のベビーフェイスで、まだまだかわいらしさも残す西垣だが、「ペンディング~」では髪を金髪に染めほかの乗客たちを脅かす加古川辰巳を好演。また、彼の代表作のひとつ「みなと商事~」では、やや重めな感情を恋人に向ける香月慎太郎として、恋を実らせたあとだからこそのもやもやを見事に体現した。 シーズン1を上回る積極的な姿勢に、歓声を上げながらくぎ付けになったファンも多かったことだろう。そして、ラストに向けた展開では涙を誘うシーンも。“かわいい年下”だけじゃない新たな一面を垣間見せた。

今後が楽しみな俳優の筆頭、キラリと光る窪塚愛流

ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」で、今後の活躍間違いなしと思わされたのが窪塚愛流だ。窪塚が演じたのはクラスメイトの1人に思いを寄せる栖原竜太郎。松岡茉優演じる教師・九条里奈の言葉に背中を押されて意中の相手に告白するシーンは、やや粗削りではあったものの、それが逆に若さゆえの一生懸命さとして観る者の心を打った。 毎話考えさせられるテーマを取り扱った本作の中でも印象深い回のひとつとなったのは、窪塚の無我夢中な演技があったことも大きいだろう。名俳優・窪塚洋介とどうしても比べられてしまうだろうが、父親譲りの恵まれた容姿に、演技にまっすぐ向き合う姿勢が混じり合った彼は間違いなく唯一無二。俳優として、愛流が父をも凌駕する日が待ち遠しい。
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新たなる代表作に出会った、あの俳優
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