M-1新審査員・海原ともこ、実は「上沼枠」。採点で不安視される“ある弱さ”とは
姉妹漫才コンビ「海原やすよ ともこ」の姉(立ち位置は向かって右)の海原ともこさん(51)がM-1グランプリ2023の審査員に選ばれました。
で、海原ともこって、誰? 何者?
関西で活躍する「海原やすよ ともこ」の露出は全国ネットのテレビ番組では『THE MANZAI マスターズ』『ENGEIグランドスラム』(ともにフジテレビ)くらいしかなく、関西以外の視聴者にはなじみが薄い。「今年M-1の審査員に選ばれた海原ともこってどんな女性?」「審査できんの?」と怪訝(けげん)に思う人も少なくないでしょう。
しかし、『THE MANZAI』では最高顧問のビートたけし氏より「たけし賞」を授与された経験もある、しゃべくり漫才の超実力派です。審査員席に座る資格は十二分にあります。
同業の漫才師たちから慕(した)われているのも海原ともこさんの特徴です。
たとえば彼女が審査員になると公式発表があった時、初ファイナリストとなるヤーレンズのボケ、楢原(ならはら)真樹氏はX(旧Twitter)で「ともこさんに漫才見てもらえるのか。。本当に嬉しい!!嬉しい!!!今年決勝にいけて本当によかった!!!!!」(原文ママ)とポストしました。
楢原氏は吉本興業の養成所「NSC」大阪校28期卒業生ではありますが、現在は東京のケイダッシュステージ所属。海原ともこさんに審査されることは東西、吉本・非吉本、女流かそうでないかにかかわらず、M-1戦士たちにとってまさに待望の出来事だったのが伝わってきます。
M-1の審査員に抜擢された“海原ともこ”って誰?
関西では「ともこ姐さん」と呼ばれ、絶大な人気を誇ります。 テレビ番組『草彅やすともの うさぎとかめ』(読売テレビ)で元SMAPの草彅剛氏と共演していることもあり、とりわけ40代女性からの支持が厚い。上沼恵美子ファンの下の世代、現在のテレビ局が欲しくてたまらないコア視聴者層、U49(49歳以下)世代の心をがっちりつかんでいるのです。
東西関係なく若手から慕われる「ともこ姐さん」

ヤーレンズ ©M-1グランプリ事務局