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“断れない人”や“怒れない人”が、生きやすくなるために試してほしいこと。愛想笑い以外の笑顔が増える

自分たちの小さな成長を発表し合う会

 11話ラスト、家具屋のテーブルに4人で座って談笑している際、紅葉は「実は同窓会のグループLINE、自分から退会しました」と話し、自身の“成長発表会”が始まる。  夜々は「私は最近心開いてない人にも口悪いです」という。ゆくえは「私は結婚式の招待状、欠席に丸をつけました」と報告。3人が思い思いの成長を口にする一方、椿は「ちっさ、みんなの成長ちっさ」と呆れ顔。  そして、椿は「僕はすごいよ」と大きく振りかぶり、「なんと美容院、2回続けて同じところに行きました」と堂々宣言。初対面の人には流暢に話せるものの、そうではない人には“無個性のいい人”として接していた自分の成長を自慢げに語った。

好きな人に「自分が嫌いなこと」を話す大切さ

 ドラマや漫画では基本的に登場人物の成長が描かれることが多く、1話と最終回を見比べると登場人物の考え方から顔つきまでガラリと変化しているケースは珍しくない。しかし、『いちばんすきな花』では果たして成長と呼べるほどの変化があったのかは判断に困る。ただ、そもそも成長なんて無理にする必要がないようにも感じた。  学習塾を開くため、かつての椿の家でいろいろ準備をしている志木美鳥(田中麗奈)。それを手伝うために夜々が足を運ぶ。その中で、夜々は「今まで好いてくれてた人たち、みんな当たり前に好きなもの聞いてくるの。『何が好き?』『これ好き?』って」「でも、好きな人たちに自分が何が嫌いなのか知ってもらったら、すっごい生きやすくなった」と話している。
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無理に成長しなくても、生きやすくなれる
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