“断れない人”や“怒れない人”が、生きやすくなるために試してほしいこと。愛想笑い以外の笑顔が増える
無理に成長しなくても、生きやすくなれる
ただ、本作の4人は大きく成長したわけではない。それでも、1話の時よりは間違いなく生きやすくなり、何より笑顔が格段に増えている。生きやすくするために無理に成長する必要はなく、自分の嫌いを知ってもらえる人がいれば十分なのかもしれない。
嫌いなことを話すと「愚痴っぽい」とネガティブに思われ、好きなことを話すほうが好まれやすい。また、誰かと仲良くなるため、共通項として好きなことを探してしまいがち。しかし、嫌いなことがその人にとっても嫌いであれば、それは愚痴ではなく共感になる。
なにより、好きなものは飽きる可能性があるが、嫌いなものに飽きはなかなか来ない。色違いのマグカップを持ちながら、嫌いなことを笑って話せる人を探したいと思える最終回であり作品だった。
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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