健康の大敵はストレス。ストレスの原因のひとつに人間関係があります。避けられないだけに複雑な人間関係ですが、田村さんはどうとらえているのでしょう。 「嫌いな人に会ったとしても、どんなふうにすると嫌われるかっていうことを、その人が教えてくれる、その人はありがたい存在」そんな考えに至ったと言います。嫌い、苦手、といったネガティブな感情を学びに変えて、ポジティブにとらえたのです。 「感じの悪い人に会った場合は、そういう人への抗体ができるのね」というとらえ方も、自分を守る術になります。「優しい人とばかりつきあっていると、対人関係の免疫力が落ちるっていう話があるんですよ」というように、様々な人に揉まれて多少は鍛えられたほうが、精神的にも強くなるのかもしれません。 嫌な人に会ったら、学びのチャンス。感じの悪い人に会ったら、免疫力アップのチャンス。自分のご機嫌が一番。田村さんのように、ストレスをうまく変換しちゃいましょう。 田村さんは「粗食」派。「干物を炙って、玄米のご飯とお吸い物」それを腹六分目に食べます。とはいえ特別なこだわりはなく、お酒も飲みますしカップラーメンも食べますしスーパーのお惣菜もいただきます。添加物が入っていると少しだけがっかりするそうですが、食事に関しても「気にしない」がモットー。 「あまり気にすると、かえって体に悪いと思う」と言うように、「食べる」以外に意識が飛ぶと、かえっておいしく味わえないですよね。「おいしくて大好きならいいんじゃない？」という、あっけらかんとした気持ちで、「おいしい」に集中すれば、体はよろこぶのではないでしょうか。 「ピリピリしてチェックしまくると栄養も逃げちゃう」なんて実にユニーク。でも、それってアリかもと、ついクスッと笑ってしまうのです。