
初めてメスを入れた直後の美容整形ちゃん。鼻プロテーゼをモニター料金12万円で施術

こういう話をすると「整形しないほうがよかったと思いますか?」と聞かれることがあるのですが、これらは、骨切りや切開リフトをする際にも術前に説明される想定されるリスク内なのです。
ですから、私はそういったリスクを承知で受けた施術に対しては「やらなきゃよかった」とはあまり思いません。
一方、視覚的な面で後悔した整形はあります。
たとえば、私は目が綺麗な二重で目頭の蒙古襞もなかったのに、「化粧後のギャルみたいになりたい!」「化粧を時短したい」と思い、目頭切開、幅広二重切開をしました。
結果、化粧してないときでも派手な目になってしまい、「一生そのメイクをするわけじゃないのに、なんでしてしまったんだろう」と後悔していたこともありますが、何でもやってみないとわからないですね。

クリニックに見本として持っていったバービー人形。「骨格も違うし、実現不可能なものを追い求めていた」
若いからこそ勢いもあることはいいことです。けれど、若いときは「自分とは何か」という気持ちが確立できていないから、少し立ち止まって考える必要もあります。
ほかにも、鈴木えみさんの唇になりたかった私は唇を拡大する手術をしますが、理想の形にはならず。「この顔になりたいならこの施術をすればいい」というような間違った発想の繰り返しによって、私の顔はどんどん不思議な方向へ行ってしまいます。
みんな元々の姿形があるので、なりたいと思ったものがすべて整形で実現可能ではないんですよね。極端に言えば、猫が犬になろうと思ってもなれないのと同じです。
ほかにも、海外のバービー人形のようなモデルさんの脚が理想で「この写真のような足になりたい!」と足の脂肪吸引を受けたのですが、今思えば日本人とは骨格が違うし、筋肉のつき方が違うし、フォトショで加工もされているので、なれるわけもありません。