「ゲイがうつる!」偏見丸だしの昭和おじさんが、大学生に赤面させられた“鋭いひと言”|ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
昨年10月から放送された『セクシー田中さん』(日本テレビ系)をはじめ、古い価値観と戦うドラマが昨今増えている印象だ。1月6日から放送を開始した『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(土曜よる11時40分~、東海テレビ・フジテレビ系)では、古い価値観を持っている側の奮闘が描かれており、これまでは違った角度からマナーや価値観を身に着けられそうだ。
このドラマは練馬ジム作の同名漫画が原作。「男なら男らしくあるべき」「仕事のためならプライベートは犠牲にするのが当たり前」などなど、古い価値観を持つ沖田誠(原田泰造)は、家族から距離を置かれ、職場の部下たちからも敬遠されがち。
どこにいるにも居心地の悪さを覚えている誠ではあるが、ここ最近特に頭を抱えていることがある。それは数か月前にから引きこもりになった高校生の息子・翔(城桧吏)だ。翔は堅物の誠とは一切話そうとはしない。
なんとか引きこもり状態から脱してほしいと願っていたある日、妻・美香(富田靖子)の友人の息子で、ゲイの大学生・五十嵐大地(中島颯太)が翔の部屋を訪れていることを知った誠。話を聞くなり激高して翔の部屋へ強引に入る。そして大地に「うちの息子に妙なことを吹き込まないでくれ」と言い放ち、翔に向かっては「俺が毎日声をかけても返事もしないくせに、お前こんな見ず知らずの……こんなゲイの話は聞くっていうのか」と言う。
ヒートアップする誠は大地に「君といて(息子に)ゲイがうつったら困る」などひどい言葉を投げかけ続けると、翔は「お父さん、出てって」「顔、見るのもやだ」「僕はお父さんみたいな人には絶対なりたくない」と声を荒げる。息子からの完全な拒絶に激しく傷ついた様子の誠は、いそいそと翔の部屋を後にした。




