
「普段は飲み会に誘われても早く帰って寝たい気持ちが優って断っているんですが、今年はたまたま3フロア合同の新年会があったので参加しました。会場も仕事帰りに行ける近くの居酒屋だったので、夕飯がてら少し寄って行こうかなと」
ところが、3フロア合同の新年会は予想以上に盛り上がったそうです。
「別フロアに、結構若い子がいて盛り上げようと頑張ってくれたようです。着席もローテーションして、いろんな人と話せるように工夫されていましたね」
新年会の盛り上がりから、ついお酒が進み、かなり酔いが回ってしまった沙知さん。新年会が終わる頃には泥酔してしまい、一緒に新年会に参加した直属の上司が家まで送ってくれることになったそうです。
「50代の上司で、バツが付いていますが、今は独身なんです。仕事ができるから普段からすごく頼りにしていて、あの日も私と一緒にタクシーに乗ってくれました。私が酔っ払いながら道順を話したのをなんとなく覚えています」
家に着くと、マンションの前まで送ってくれた上司に謝るついでに抱きついてしまったという沙知さん。まったく恋愛対象ではなかった50代の上司に抱きついたのは、酔っ払った勢いだけだったそうです。