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日曜劇場に出演中の24歳俳優の両親は“超有名人”。ポテンシャルに納得してしまったワケ

恐るべし驚異のポテンシャル俳優

 チェロ奏者の佇まいのポイントは、身体全体が脱力し、まるで赤子の手をひねるように楽器を弾き鳴らすこと。ただこれはかなり熟練の域に達していなければなせぬこと。にも関わらず、蓮役の佐藤緋美は、すでにそれができているように見える。  ますますよくわからない。それで試しに「佐藤緋美」と検索してみた。すると驚き。いや、驚愕。何と浅野忠信とCHARAの息子さんだったのだ。何だよ、これですべてが納得じゃないか。  まず西島と肩を並べられる佇まいは、父・浅野ゆずり。ややボソボソな語り方と息の吐かれる呼吸感もそっくり。音楽的な感性は母・CHARAからの素養。こんなサラブレッド俳優なのに、全然そんな素振りひとつない。  能ある鷹は爪を隠すとはまさにこのことではないか。ミスチルのヴォーカル・櫻井和寿の息子でドラマー、俳優の櫻井海音など、音楽家の遺伝子を継ぐ若手俳優が、最近ちらほら出演しているが、佐藤緋美は、ちょっと桁外れ。  これまで多くのイケメン俳優を論じてきた筆者だけれど、ただいるだけでとてつもない存在感の彼を見て、これは久しぶりに腕がなった。それぐらい恐るべく驚異のポテンシャル俳優だ。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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