【2】好きな男には尽くしたい
B君との関係性がまさに物語っていましたが、非常識な真夜中の呼び出しに応じてしまったり、終電後に都合よく自宅をホテル代わりにさせてあげたり、相手の要望をなんでも叶えてあげていると、どんどん調子に乗って便利に使われてしまう。
ほかにも好きな男性が、「肉ジャガが食べたい」と言えば一生懸命作って待っているとか、連絡が1ヶ月ぐらい途絶えても「仕事が忙しいんだろうから邪魔しないように」と耐えてしまうとか、そういった思考回路も危険です。
要求・要望に応えていくことで、男性が好きになってくれて彼女になれるのであればいいかもしれません。ただし、増長してエスカレートしていくようなクズ男ほど、正式な恋人になることの“責任”をめんどくがるので、けっきょくは付き合えないというケースが多いのです。
【3】愛されるよりも愛したい
A君・B君・C君との関係性は、いずれも由美佳さんが追いかける側になっていましたが、逆に愛情をいっぱい注いでくれるような誠実な男性からアプローチされていたときは、「やさしくていい人なんだけど、あまりときめかなかった」そうです。
由美佳さんはA君・B君・C君に純粋に惹かれた部分もあるとは思いますが、どこかで“追いかけるドラマティックな恋愛”自体に憧れているのではないでしょうか。自分をちゃんと好きになってくれるかわからない男性を振り向かせたい“愛されるよりも愛したい”女性は、都合よく遊ばれて終わりというパターンは多々あるのです。
【4】恋愛体質で寂しがり屋
由美佳さんのお話は、5年間付き合った元彼と別れた寂しさを埋めるためにA君にハマり、A君との傷を癒すためにB君にハマり、B君との傷を癒すためにC君にハマり……という負のループに陥っているように感じました。
おそらく由美佳さんは比較的に恋愛依存度が高く、もしかすると「早く彼氏を作らないといけない」といった強迫観念に駆られているのかもしれません。そうやって焦って恋人を作ろうとすると、おのずと相手男性の精査をおろそかにし、不誠実なクズを恋愛対象にしてしまうという悪循環にハマッてしまうのではないでしょうか。
【5】恋愛ランクの客観視が苦手
非情なようですが、現実として恋愛市場にはランクがあるため、自分よりランクの高い男に惚れても、対等に扱ってもらえないということがよくあります。ですから恋愛相手は自分と同等ランクかどうかの見極めが重要なのですが、自分のランクを客観視できていない、もしくは相手男性のランクを冷静に把握できていないと、ランク違いの恋に走ってしまいがち。
男性側からすると自分よりランクが低く惚れてくれる女性は、「遊び相手」や「都合のいい女」にちょうどいい存在に見えるもの。つまり自己分析があまりできておらず、恋愛市場における自分と相手のランクを見誤って恋してしまうと、悲しい結末に終わる可能性が高まってしまうのです。